潰瘍性大腸炎と脂質|私が食事で意識していること

脂質

潰瘍性大腸炎になってから、食事の中で特に気にするようになった栄養素があります。

それが脂質です。

脂質というと、

「太るから控えたほうがいい」

「揚げ物は体に悪そう」

そんなイメージを持っている人もいると思います。

ですが脂質は、炭水化物・たんぱく質と並ぶ三大栄養素の一つです。

体を動かすためのエネルギー源にもなるので、まったく取らなくていい栄養素ではありません。

ただ、潰瘍性大腸炎になってからは、

「脂質を取るか、取らないか」ではなく、「自分のお腹に合う量をどう見つけるか」

ということを考えるようになりました。

そもそも脂質はどのくらい取るもの?

一般的には、脂質は1日の摂取エネルギーの20〜30%程度が一つの目安とされています。

計算すると、

脂質(g)=1日の摂取カロリー × 0.20〜0.30 ÷ 9

となります。

例えば1日に1,800kcal取る場合なら、

約40〜60g程度

が一つの目安です。

ただし、これはあくまで一般的な目安です。

人によって体格も違いますし、活動量も違います。

よく食べる人もいれば、少食の人もいます。

まして潰瘍性大腸炎の場合、その日の体調や症状によって食べられるものも変わってきます。

なので私は、

「何gなら絶対に大丈夫」

と考えるのではなく、自分のお腹の反応を見ながら調整することを大切にしています。

潰瘍性大腸炎と脂質

潰瘍性大腸炎では、症状が出ている活動期には、脂っこいものを控えたほうがよい場合があります。

一方で、症状が落ち着いている寛解期には、必要以上に食事を制限しなくてもよい場合があります。

もちろん、同じ潰瘍性大腸炎でも人によってかなり違います。

揚げ物を食べても平気な人もいれば、少し脂っこいものを食べただけでお腹がゆるくなる人もいると思います。

私自身も、最初の頃はかなり食事に悩みました。

発症した頃は、何を食べても怖かった

まだペンタサを使っていた頃は、何を食べても下痢をしたり、血便が出たりすることがありました。

昼食を食べたあと、すぐにトイレに行きたくなることもありました。

そのため外出するときは、

「近くにトイレはあるかな」

ということばかり気にしていました。

トイレが近くにないと不安になります。

そして、その不安がまたストレスになる。

食事を楽しむというより、

「食べたあと大丈夫かな」

という心配のほうが大きかったです。

当時の食事は、本当にうどんばかりでした。

家でもうどん。

外食に行ってもうどん。

それ以外では、野菜をくたくたになるまで煮た肉なしのポトフなど、とにかく消化によさそうなものばかり食べていました。

でも、ずっとそんな食生活は面白くない

もちろん、お腹の調子が悪いときに無理をする必要はありません。

ただ、私は途中で思いました。

「ずっとこんな食生活を続けるのは、さすがにつまらない」

食事は栄養を取るためだけではありません。

やっぱり、おいしいものを食べることは楽しみの一つです。

お菓子も食べたい。

菓子パンも食べたい。

揚げ物も食べたい。

カップラーメンも食べたい!などなど。

そこで私は、すべてを禁止するのではなく、脂質について少しずつ意識するようになりました。

私が続けている「平日は控えて、週末は楽しむ」食生活

私が実践しているのは、とても単純です。

平日は脂質の多い食事をなるべく控える。

そして、

週末は好きなものも食べる。

という方法です。

毎日我慢するのではなく、普段少し気をつけて、その分週末は食事を楽しむ。

私には、この方法が意外と合っていました。

今でも基本的には同じような食生活を続けています。

もちろん、これは医学的に決められた方法ではありません。

あくまで、私自身が試しながら見つけた食べ方です。

お菓子や菓子パンも普通に食べます

潰瘍性大腸炎だからといって、私はお菓子や菓子パンをまったく食べないわけではありません。

揚げ物も食べますし、カップラーメンを食べることもあります。

ただし、以前と一つ大きく変わったことがあります。

それが、

必ず栄養成分表示を見ることです。

特に見るのが、脂質の量です。

同じようなお菓子やパンでも、商品によって脂質の量はかなり違います。

脂質5gの商品もあれば、10gの商品もあります。

中には20gを超えるものもあります。

そこで私は、一つの商品を選ぶとき、

脂質10〜13gくらいまで 

を一つの目安にしています。

例えば、菓子パンを買おうとして、

脂質8gの商品と、脂質20gの商品があったとします。

そんなときは、できるだけ脂質の少ないほうを選びます。

もちろん、

「13gを超えたら絶対に食べない」

という意味ではありません。

その日の朝食や昼食で何を食べたのか。

夕食は何を食べる予定なのか。

自分のお腹の調子はどうなのか。

そういったことも考えながら決めています。

私の場合は、

一つの商品で脂質を取りすぎないための、自分なりの基準

として10〜13gくらいを意識しています。

「食べてはいけない」ではなく「選んで食べる」

潰瘍性大腸炎になったばかりの頃は、

「これは食べたらダメ」

「あれも食べたらダメ」

と考えていました。

でも、それを続けていると食事そのものが嫌になってしまいます。

今は、

「食べてはいけない」ではなく、「自分で選んで食べる」

という考え方に変わりました。

カップラーメンが食べたいなら、栄養成分表示を見る。

菓子パンが食べたいなら、脂質の少ない商品を探してみる。

お菓子が食べたいなら、一袋全部食べずに量を調整する。

そんな小さな工夫でも、食事の選択肢はかなり増えました。

脂質を完全に悪者にしない

潰瘍性大腸炎になった頃は、

「また下痢したらどうしよう」

「血便が出たらどうしよう」

と、食べることが怖くなっていました。

ですが今は、完全に禁止するよりも、

自分が食べられる量を知ること

が大切だと思っています。

体調が悪い日は脂質を控える。

調子が良い日は、少し好きなものを楽しむ。

そして、商品を買うときは栄養成分表示を見る。

私は一つの商品につき脂質10〜13gくらいまでを目安にしながら、自分なりに調整しています。

もちろん、この数字がすべての潰瘍性大腸炎の人に合うわけではありません。

あくまで、私が自分の体と付き合っていく中で見つけた基準です。

脂質は体に必要な栄養素です。

だから私は、脂質そのものを敵にするのではなく、

「自分のお腹と相談しながら付き合っていくもの」

だと思っています。

潰瘍性大腸炎だからといって、食べる楽しみを全部なくす必要はありません。

自分なりの基準を少しずつ見つけていくことで、以前より食事を楽しめるようになりました。

※この記事は私自身の体験をもとに書いています。潰瘍性大腸炎の症状や食事の合う・合わないには個人差があります。症状が強いときや食事制限が必要な場合は、主治医や管理栄養士に相談してください。

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