便の変化から潰瘍性大腸炎に気づく

便

結論:便をしたときは毎回確認する

皆さんは、トイレで排便したあと、自分の便を確認していますか?

私は便をしたときは、流す前に毎回確認することが大切だと思っています。

なぜなら、便には自分の体調や腸の状態を知るためのヒントがたくさんあるからです。

便を確認することで、

  • いつもより柔らかくなっていないか
  • 下痢になっていないか
  • 硬くコロコロした便になっていないか
  • 血が混じっていないか
  • 粘液が付いていないか

など、普段との違いに気づくことができます。

毎日見ているからこそ、「いつもの便と少し違うな」という小さな変化にも気づきやすくなります。

意外と便を確認している人は少ない

「腸活に興味がある人」を対象にした調査では、腸活として実際に行っていることについて、「便の状態を見ている」と回答した人は13%でした。

健康や腸に興味を持っている人でも、便の状態まで確認している人はそれほど多くないことが分かります。

しかし、便は毎日自分で確認できる体からのサインです。

特に血便や下痢など、普段と違う状態が続いている場合は、そのままにしないことが大切です。

潰瘍性大腸炎でみられる便の変化

潰瘍性大腸炎では、下痢、腹痛、血便などの症状がみられます。

私自身の経験からも、特に注意してほしいのが「血が混じった便」です。

初期から症状が強くなるまで

症状が比較的軽い時期では、

「最近、少し便が柔らかいな」

「軽い下痢が続いているな」

という程度で、「ちょっと体調が悪いだけかな」と見過ごしてしまうことがあります。

症状が強くなってくると、

  • 下痢が続く
  • 便に血が混じる
  • 粘液が混じる
  • 腹痛が起こる
  • トイレへ行く回数が増える
  • 便ではなく血や粘液だけが出る

といった症状が現れることがあります。

潰瘍性大腸炎では、持続したり繰り返したりする血便・粘血便が診断を考えるうえで重要な症状の一つです。

ただし、血便が出たからといって必ず潰瘍性大腸炎というわけではありません。

痔、大腸ポリープ、感染性腸炎、大腸がんなど、ほかの原因でも血便は起こります。

だからこそ、自己判断をしないことが大切です。

血便を「痔だろう」で終わらせない

もし、

  • 血便を繰り返す
  • 下痢が続いている
  • 便に粘液が混じる
  • 腹痛を繰り返す
  • 排便回数が明らかに増えた
  • いつもの便と違う状態が続いている

といった変化があれば、「痔だろう」「ストレスだろう」と自分だけで判断せず、早めに消化器内科を 受診することをおすすめします。

血便や原因不明の下痢などがある場合、大腸の炎症や病気を確認するため、大腸内視鏡検査 (大腸カメラ)が検討 されることがあります。

実際に大腸カメラで腸の粘膜を確認することで、炎症の 範囲や状態を詳しく調べることができます。

私の場合

私の場合、最初は便に血が混じっていることから始まりました。

しかし、その次の排便では普通の便が出ました。

そのため,「普通の便に戻ったから大丈夫だろう」    「たぶん痔だろう」

と自分で判断して、そのままにしてしまいました。

ところが約1か月後、再び血の混じった便が出ました。

「これはさすがにおかしい」

と思い病院へ行き、大腸カメラを受けました。

その結果、潰瘍性大腸炎と診断されました。

今振り返ってみると、その1か月の間にも血が混じった便が出ていた可能性があります。

しかし当時の私は、毎回自分の便を確認していませんでした。

だから変化を見逃していたのかもしれません。

この経験があるからこそ、私は今、「便をしたら確認する」ことを大切にしています。

早く異変に気づくことが大切

現在の医学では、潰瘍性大腸炎を完全に治すことができる治療法はまだありません。

しかし、適切な診断を受け、必要な治療を始めることで、炎症を抑えて症状が落ち着いた「寛解」という状態を目指すことができます。

そのためにも、

「血が出たけれど次は普通だったから大丈夫」

と考えて終わらせるのではなく、繰り返す血便や下痢などの異変に気づいたら、医療機関へ相談することが大切です。

まとめ

便は、毎日自分で確認できる体からのサインです。

私も最初の血便を「痔だろう」と自己判断し、その後普通の便が出たことで安心してしまいました。

しかし、その後再び血便が出て、大腸カメラを受けた結果、潰瘍性大腸炎と診断されました。

だからこそ伝えたいのは、

「便をしたら、流す前に一度確認してほしい」 ということです。

毎日のことなので、難しいことをする必要はありません。

「色はいつも通りか」

「硬さはどうか」

「血や粘液は付いていないか」

これだけでも構いません。

そして、血便や下痢など普段と違う状態が続いたり、何度も繰り返したりする場合は、自己判断で放置せず、早めに医療機関へ相談してください。

私のように「もっと早く確認しておけばよかった」と思う人が、一人でも減ればと思っています。

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