難病

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎との向き合い方

潰瘍性大腸炎になってから、私は自分の生活習慣を見直すようになりました。私が大切だと思っているのは、何でも極端に制限することではありません。

「自分に合う・合わないを見極めながら、病気とうまく付き合っていくこと」

これが、潰瘍性大腸炎と長く向き合ってきた私の考えです。           

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が起こる病気です。

炎症によって腸の粘膜が傷つくことで、血便や下痢、腹痛などの症状が現れることがあります。

現在のところ、発症する原因は完全には分かっていません。

免疫の異常や遺伝的な要因、腸内環境、食生活など、さまざまな要因が関係していると考えられています。また、ストレスが直接の原因とは言い切れませんが、私自身は強いストレスや生活習慣の乱れが続くと、体調に影響することを感じてきました。

活動期と寛解期 

潰瘍性大腸炎には、炎症が強くなって症状が現れる「活動期」と、症状が落ち着いている「寛解期」があります。この2つを繰り返すことがある慢性的な病気です。

症状や炎症の程度は、人によって大きく異なります。

寛解期になると、仕事に行ったり、外出したり、好きなことを楽しんだりと、普段とほとんど変わらない生活を送れることもあります。

一方、活動期になると血便や下痢、腹痛などが起こり、トイレへ行く回数が増えることがあります。私の場合、症状がひどいときには1時間に1回ほどトイレへ行くこともありました。

潰瘍性大腸炎は、日本では「指定難病」とされています。                     だからこそ、治療を続けながら病気とうまく付き合っていくことが大切だと私は考えています。

私が大切にしている4つのこと

私が潰瘍性大腸炎と向き合ううえで、特に大切にしていることがあります。

それが、

  1. 睡眠
  2. ストレス
  3. 薬
  4. 食事

この4つです。

  1.睡眠

私は、睡眠をとても大切にしています。

睡眠不足が続くと、頭痛や集中力・判断力の低下、疲労、肌荒れなど、体のさまざまなところに影響が出てきます。

もちろん、胃腸の調子にも影響することがあります。

私の症状がひどかった頃は、朝5時から夕方5時まで仕事をしていました。それでも当時はまだ遊びたい年頃だったので、夜9時頃から深夜4時頃まで遊ぶような生活を続けていました。

今考えると、ほとんど体を休ませる時間がありません。そんな生活を続けているうちに、腸の調子が悪くなり、血便が出ることも多くなりました。

この経験から、「寝る時間を削ってまで無理をしない」  ということを意識するようになりました。

  2.ストレス

ストレスは、自分では気づいていないこともあります。 「自分はそんなにストレスを感じていない」と思っていても、日常生活には小さなストレスがたくさんあります。

例えば、

  • 朝起きるのがつらい
  • 朝の支度で時間に追われる
  • 仕事へ行きたくない
  • 上司に怒られる
  • 仕事ができない自分を責める
  • 他人と自分を比べてしまう

一つひとつは小さなことでも、それが毎日のように積み重なっていきます。

私自身も「あの人にはできるのに、なぜ自分にはできないんだ」と勝手に競争して、自分自身にストレスを与えていました。

さらに睡眠不足まで重なり、心だけでなく体にも負担をかけていたと思います。

ストレスを完全になくすことは難しいです。

だからこそ私は、「ストレスをなくす」より「溜めすぎない」ことを意識しています。

  3.薬

薬については、医師の指示どおりに続けることが大切です。

私はもともと毎日薬を飲む習慣がなかったので、飲み忘れてしまうことがありました。

しかし、潰瘍性大腸炎は症状が落ち着いていても、自己判断で薬をやめていいわけではありません。

「最近調子がいいから大丈夫だろう」

と思って薬をやめたり減らしたりするのではなく、医師と相談しながら治療を続けることが大切です。

私にとって毎日の服薬は、寛解期をできるだけ長く維持するための大切な習慣になっています。

  4.食事

食事は、人間が生きていくために欠かせないものです。

歩く、走る、仕事をする、考える、呼吸する。

私たちの体は、あらゆる活動にエネルギーを使っています。そのエネルギーや栄養を補給するために、食事は欠かせません。

だから私は、「潰瘍性大腸炎だから何も食べられない」とは考えないようにしています。

ただし、活動期など症状があるときは、腸への負担を考えて食事を調整することも大切です。

私自身は、

  • 脂質の多い食べ物
  • 消化しにくい食べ物
  • 生野菜
  • 激辛料理
  • アルコール

などを摂りすぎないように気をつけています。

ここで大切なのは、「潰瘍性大腸炎なら全員が同じものを食べてはいけない」というわけではないことです。

症状や食べ物との相性には個人差があります。私の場合も、実際に食べてみて、

「これは大丈夫だった」「これは食べすぎると調子が悪くなる」

という経験を重ねながら、自分に合った食生活を探しています。

極端な制限ではなく、自分の体を知る

潰瘍性大腸炎になったからといって、人生のすべてを我慢する必要はないと私は思っています。

もちろん、体調が悪いときには我慢しなければならないこともあります。 

それでも、体調が安定しているときには好きなものを楽しむ。

疲れているなら早く寝る。ストレスが溜まっているなら休む。薬は忘れずに飲む。そして食事は、自分の体調と相談しながら楽しむ。私はこうした小さな積み重ねを大切にしています。

潰瘍性大腸炎とは長く付き合っていかなければなりません。                      だからこそ、病気のことばかり考えて生活するのではなく、

「どうすれば自分らしく毎日を過ごせるのか」を考えることも大切だと思っています。

睡眠、ストレス、薬、食事。

自分の体の声を聞きながら、自分に合った生活を少しずつ見つけていく。                それが、私なりの「潰瘍性大腸炎との向き合い方」です。

この記事は私自身の経験をもとに書いています。症状や食事との相性、治療方法には個人差があります。薬や治療については自己判断で変更せず、主治医に相談してください。

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